2014年4月 保護者セミナー報告

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日時
平成26年4月19日(土)
演題
サポステを利用した就労支援
講師
心理相談室アシスト代表 臨床心理士 岡本克己氏
報告内容

新年度最初の親サポは、サポステふくいで、心理カウンセリングを担当している臨床心理士の岡本克己先生にお話ししていただきました。先生は、精神科病院でのうつ病など治療の臨床経験が豊富で、その見識を踏まえ、若者の就労までの支援をされています。

就労を阻む要因は何でしょう
今、親子の会話が充分できていない状態では、次の段階に進むのは、難しいのではないでしょうか? そこで、このセミナーを聞いて、何をしたらよいか具体的に見えてきたらよいのではないだろうか...。というお気持ちで先生は話を始められました。
働けていない要因として、まず(1)精神疾患や発達障害を挙げられました。次に(2)働くメリット・デメリットに気づいているか。また(3)働く意思があっても、必要なスキルが充分かという問題などがあります。これら3つの要因を解決する方法としてサポステふくいや他の関係する支援機関の利用することについて説明しました。
支援機関を活用し、就労に向かう
上記の就労を阻む要因を解決するため、サポステふくいは、多くの関係機関と協力しながら、就労支援を行っています。(1)が要因の場合、医療機関やホッとサポートふくいでの治療・ケア。また、スクラム福井、障害者職業センター、ふっとわーくの協力で就労支援を行います。(1)の問題がない場合、(2)や(3)は概ねサポステふくいで支援を行います。
(2)(3)を充分理解し、就労への意欲が高まった段階で、ハローワークやジョブカフェを利用し、具体的な求職活動に入ります。その見極めのため、サポステふくいでは、初回面談時に、今の悩みどころをお聞きして、適切な機関をお勧めしております。
家族と本人の関わりについて
就労までの一連の支援の筋道の説明が終わったあと、参加された保護者の方に、実際に今どういう状態で、何が出来そうかを先生から問いかけました。
「それが分からなくて...」と困惑した声もあり、皆さんの声として、「お父さんとは話せていないが、お母さんとは少し話せる」という状態の方が多かったこともあり、この状態でお父さんができること、お母さんが出来ることを話し合いました。
「お父さんは、仕事に専念する」、「お母さんは、お父さんとの間に立ち、父子の双方の理解を深めるため、お父さんと子供の良いところを見つけ伝える」という意見が出てきました。保護者の方は、子供の良いところに気づいていながらもうまく伝えられていないのでは...という印象を受けました。

セミナーでは、充分に保護者の方の悩みに向き合えないこともあるので、是非、サポステふくいを利用していただきたいと思います。最初は、保護者の方のみでも相談をお受けします。そして、どうしていったらよいかを専門カウンセラーと一緒に考えていけたらと思います。

参加された皆さんの感想
順序を追っての話で分かりやすかった。
本人が、就労についてのイメージを具体的にどこまで考えているか、少しでも聞けたら、そこから話をさえぎらず、話をふくらませていけると、就労に向けて動き出す栄養剤になるんだと思いました。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2014年6月24日)のものです。予めご了承ください。