2012年11月 保護者セミナー報告

日時
平成24年11月24日(土)
演題
親同士で情報を共有する
講師
金沢工業大学教授 塩谷亨氏
報告内容

今回の親サポは、金沢工業大学の塩谷亨先生にお越しいただきました。先生は、「体に力が入りすぎていると不安を感じたり、疲れたりするものです。皆さんは、どうですか?」と参加されている親御さんに投げかけられました。

「緊張しているときに言われるとイライラするが、緊張していないと同じことを言われても、そうでもないことがあると思います。ということで、まず、力を抜く練習をしましょう!」とあるリラックス法の実践してみました。

二人組みになり、一人が背中から支えるようにして、後方に倒れこむワークをしました。倒れこむ瞬間は、ヒヤッと体に力が入るものです。次に、椅子に座って、筋弛緩法という腕や顔を意識的に緊張させて、一気に緩める一連の動きを数セット行いました。そして、再び、最初の後ろに倒れこむワークをすると自然と体の緊張感が抜けていることを実感してもらいました。

その二人組みで、コミュニケーションのときに大切なことを考えました。(1)相手の目を見る。(2)挨拶。(3)具体的に褒める。前の2つに気をつけて、お互いに(3)を行ってみました。

例えば、「今日の髪型は綺麗ですね」という言葉に対して「ありがとうございます!」という具合に何回か繰り返すと、次第に、笑顔や笑いが出てきて、二人が打ち解けてきました。そこで先生は、無駄な力を抜く習慣や感情表現の練習が、コミュニケーションを円滑にする鍵ではないかとおっしゃっていました。

あまり、感情表現を良しとしてこなかった日本社会ですが、ネガティブな感情もうまく表現することも大切だともおっしゃいます。また、子どものコミュニケーションにもモデルがあるということです。家庭なら親。学校なら先生、職場なら上司という具合です。そういうことも改めて考えてみることも同様です。

残りの時間は、参加者、先生、スタッフが輪になって、参加者の皆さんの具体的な悩みに耳を傾けました。最初の「子どもは親からの応えをまっているのですが、私(母)が、応えられないんです!」という訴えについて、話を具体的に聞いてみると複雑な家庭の事情があったり、実際に出来ること/できないことが混在したまま、親御さんが一人で抱え込んでいる様子が伺われました。

また、子どもがサポステの支援を受けているが、親として心配なことなど、抱えている悩みはそれぞれ違いますが、他の家庭の様子や他の親子関係の話に耳を傾けることで、解決の答えではなくとも、自分を客観的に見ることができ、他の方からのアドバイスが何かのヒントになることがあります。あるいは、ホッと一息つくこともあるのではないかと思います。

今、子どもがサポステの支援を受けている方でも、そこに至るまでは時間が必要なことがあります。その先の就職はどう思っているのだろうかと悩みは尽きません。親サポに参加されている皆さんのお子さんは中々、サポステふくいに来ることさえ難しい場合があるように見受けられます。

親サポは、保護者の方を対象としたセミナーですが、大勢を相手としたセミナーです。ひとり一人の方の悩みに的確にお答えすることは難しいと思いますので、是非、定期的なセミナーの参加や日頃の相談日をご利用ください。親御さんのみの相談も個別に受け付けております。そして、相談内容によっては、適切な関係機関を紹介させていただくことや連携した支援をさせていただくことがあります。

参加された皆さんの感想
筋弛緩法を実行したいと思います。
グループワークの映像(画像)を通した説明がよかった。等々

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2013年1月4日)のものです。予めご了承ください。