2011年10月 保護者セミナー報告

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日時
平成23年10月15日(土)
演題
リラックスしてみよう
講師
金沢工業大学心理科学研究科教授 塩谷亨氏
報告内容

今月の講師の塩谷先生は、緊張すると身体はどうなるかを解りやすく体験も入れながら、緊張を取る方法も具体的に教えてくださいました。

「仕事に行かない」理由の1つに「対人場面での緊張がある」と話され、「そんなにガチガチにならなくてもよい時に、緊張してしまっている」と指摘されました。手の力は抜けるが、背中の力は抜けない。また、2人で居る時には抜けるが、大勢の前では力が抜けなくなることがある。「力を抜きなさい」と親や周りが言っても、簡単には取れないものである事を、身体的な面からのリラクセーション技法を使いながら体験させてくださいました。

2人組みになり、相手の背中に手を置いてもらい、目を閉じて後ろに身体を倒して、他人に身体をゆだねる時にどのような感覚や緊張があるのかを感じ取る練習をしました。一人の方が「倒れるのが怖い」と話されると、先生がパートナーになって、身体の力を抜くコツをゆっくりと伝えながら行いました。すると、少しずつ倒れる角度が深くなり、笑顔が見えました。

先生は「自分でコントロールしてしまう人は、人に身を任せられない方だったりします。人に運転をしてもらうより、自分の運転の方が載っていて楽ってことないですか?」と尋ねると「その通りです!」と答えられ、先生は「身をゆだねるのは気持ち良いこと」が分かると一人で全部抱えるのではなくて、人に適度に頼れることが出来るので、緊張も減る事を教えてくださいました。

筋弛緩法では「私は何回やっても、身体にジワーッという感じが来ないんですが」という方がおられ、先生が違ったやり方をいくつか試され、筋肉のジワーッとした感じを味わって頂いていました。人の身体によってやり方も色々あることを知りました。またある人は、「毎日やると良いと教わったので、寝る前にやっています。今やると眠くなります」と話すと「リラックスした感じを身体で感じる、体得すると、緊張をほぐすことが出来る」と話されました。

引きこもりの人は、大勢の人の前で喋っても殺されることはないのに、そうであるくらいの緊張になるから苦手に思うのであり、対人場面は避けられないが、緊張を避けることは出来ると話されました。

後半は、『他己紹介』で、2人組みになりお互いのイライラする事や気分転換になることなどを聴き、皆さんの前でパートナーの紹介をしました。聴いていない内容の質問も受け、パートナーに成りきって答えてみて、本人に合っているか、間違っているかを聴きました。「推測と現実が違う経験」も出来、我が子に対しての考えや、推測と比べる様子が見えました。「また、受けたい」という言葉が終了時に聞けました。皆さん、お疲れ様でした。

参加された皆さんの感想
リラックス法を何回も聞いているが、まだよく分かっていない。後で教えて頂いたことをやってみようと思う。
人間の価値観が多様であることが分かりました。
話を聴くだけでなく、他者紹介で改めて他人に気持ちを伝える難しさを感じた。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2011年12月1日)のものです。予めご了承ください。