2011年8月 保護者セミナー報告

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日時
平成23 年8 月20 日(土)
演題
親同士で一緒に考える―――役に立つ情報を共有する
講師
金沢工業大学教授 塩谷亨氏
報告内容

8月の親サポは、10名の方が参加されました。初めて参加された方もいらっしゃいましたので、親御さん同士で話をしていただく前に、緊張をほぐすワークをしました。

参加者の方がペアになり、肘から上を持ち上げて離すことを試して腕の緊張状態を確かめました。次に、そのペアで、右下の写真のように一人が後ろに倒れこむのをもう一人が後ろから両手で支得てもらいます。後ろで受け止めてもらえることがわかっていても、倒れこむ時には緊張するものです。体を受け止めながら、体全体の緊張の具合をお互いに確かめていました。

このあと、筋弛緩法というリラックス法を実践しました。椅子に座り、意図的に表情や腕などの上半身に力を入れる。そして、力を抜くということを繰り返します。力を抜くときの腕や肩に感じる”じわっ“とする様子を意識してもらいました。そして再び、後ろに倒れこむワークをしました。すると、最初のワークよりもリラックスして倒れこむことができました。

お互いにリラックスしたところで、先ほどと同じペアで、「お子さんの何が問題か、何が知りたいか」といった点について話し合う機会を設けました。話し合いが始まると、お互いリラックスしているためか、活発に言葉が交わされていました。最後にどのようなことを話し合ったかを皆さんの前で、発表をしてもらいました。具体的には、親の気持ちを言っても黙ったまま。なぜこうなっているのか話してくれないという意見がありました。

それに対して先生は、「本人としては、自分の状態に満足してはいないのではないか。おそらく、自分を一番責めていて、居場所がないと思っているのでは・・・」とお子さんの気持ちを推測されました。解決をあせっても先は開けないものなので、まず親自身が、自分らしい時間をもつことも大切ですと話されました。

そして「(1)親の心配が子どもの自立の援助になっているのかを自分自身に問うてみること。(2)親の気持ちをぶつけるのではなく、「あなた(本人)はどう考えているのか?」と問うこと。(3)決断はなるべく本人がすること」など、お子さんとの関わり方のコツをアドバイスされていました。

今回、挙げられた悩みは、個別に相談されたほうがよいと思われるケースも見受けられました。1度や2度の相談で解決するものではありませんが、日々の関わりの中に隠されている解決のヒントに気づくこともあります。どうぞ親御さんだけでも、定期なサポステの利用をお勧めします。

参加された皆さんの感想
緊張をほぐす体験をして、自分自身、体に(気持ちも)力が入っているのがわかりました。
本人がどう考えているかを確認しながら、対応していきたいと思います。
参加者の方のいろいろな話の中や講師の先生のお話の中に、自分と共通することや参考になることが多くありました。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2011年9月29日)のものです。予めご了承ください。