2018年10月 保護者セミナー報告

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日時
平成30年10月20日(土)
演題
悪循環から抜け出る手立て
講師
前敦賀短期大学教授 龍谿乘峰氏
報告内容

10月は敦賀市での開催となりました。家族療法がご専門の龍谿先生は、家族カウンセリングの中で扱った事例をもとに、問題の中心に置かれている人物が、「最も親密で、影響しあう関係にある」家族の言動によって、問題行動を引き起こしてしまう悪循環を、数例、整理しお話しされました。

あるケースで両親が問題視したのは、子どものことでその子どもの問題行動をめぐり、父母がそれぞれとった行動が、子どもの閉じこもりという行動を促していたようでした。

子どものSOSは、家族の機能不全の現れとも考えられます。その悪循環の流れを押さえた上で、解決のための目標を立て段階的に家族で何が出来るかを考え、実行することで悪循環は解消していきました。

また、ある母子面接での母親の相談は、病気であり続けることを子どもに要求するような言動があり、問題なしとする医療機関の対応に、不満すら見受けられたケースです。

そこには、子どもを問題視しながらも、子どもを利用して親の承認欲求を満たそうとする傾向が認められたため、その病気は、母と子の関係がひきおこしたことと分かりました。

これらの事例から第三者が介入することで、繰り返す問題を整理し、悪循環を断ち切ることが可能であるという先生のお話でした。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2018年11月30日)のものです。予めご了承ください。