2018年2月 保護者セミナー報告

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日時
平成30年2月24日(土)
演題
若者の就労とコミュニケーションについて考える座談会
講師
福井県発達障害児者支援センター スクラムふくい相談員 野村昌宏氏
報告内容

講師の野村さんは、まず、スクラム福井の事業内容を紹介し、特に就労の相談に訪れる方について次のように話されました。

就労の経験はあるが、離職や転職を繰り返し、30歳や40歳という節目に相談に来られる傾向が見られるとのことです。また、発達障害の特徴はみられるが、診断に至らない方の相談に応じることがあり、性格の問題とされる方もいます。

大きな特徴として、コミュニケーションが課題となることが多いようです。

事例の紹介では、相談者の課題に対して、日常生活や就労の場面でどのような対処をしたか、ポイントにふれながら話されました。また、就労先での役割の明確化や自己選択の尊重などがありました。そのことで、保護者は不安があるものの本人は継続して働くことが出来たそうです。

別の事例では、長期に勤めていた方が、中間管理職になり、部下への指示の出し方に困難さを覚え、退職する場合もあったとのことです。また、診断がある方だと支援後の就労の種類として、診断名を就業先に伝える場合、伝えない場合、福祉サービスを利用する場合と様々なケースがあることを話されました。

その後、参加者が小グループに分かれ、「仕事を長く続けるには?」というテーマで、「本人に必要なもの・こと」と「社会・職場に求めるもの・こと」の2点について、保護者が日ごろ思うことを話してもらい、共有することで、我が家だけではないと安心を得られたようでした。

野村さんはまとめとして、本人への関わりについて家族の中で統一した方針を共有していること、本人と定期的に話す時間(数分でもよい)と機会を定期的にもつなど、家庭で本人に関わるためのコツを話され、セミナーを終えました。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2018年3月28日)のものです。予めご了承ください。