2017年1月 保護者セミナー報告

日時
平成29年1月21日(土)
演題
子どもの心に耳を傾けよう!―――これだけは押さえたい3つのポイント
講師
臨床心理士/臨床発達士 千崎愛氏
報告内容

今回のセミナーは、傾聴で大切な技法の実践に始まり、ワークを中心に行いました。誤解が起こりにくい聞き方、話の聴き方、非言語的コミュニケーションについて話されました。

最初のワークでは、あいまいな言葉として「長電話をしました」の「長電話」というのは時間にしてどれくらいかを数人のグループで話し合ってもらいました。最短で10分、最長で1時間になりました。こうした言葉は年齢や性別、主観で変わり誤解を招きます。誤解を防ぐためには、具体的な表現や、はっきりした言葉で聞くことが大切です。

参加者の方からは、子どもに「なんで、どうして...」と聞いてしまい、関係が悪くなり、どうしたらよいかという質問がありました。

先生は、「(あなたは)どうして...」というのは、相手を責めているように聞こえるので、「(私『親として』は)○○すればよいと思う」という言い換えのほうが、聞き手に受け止めやすいと答えられました。

また、「閉ざされた質問」と「開かれた質問」について説明されました。

閉ざされた質問とは、「はい」、「いいえ」で答えられるものであり、答えやすい質問形式です。開かれた質問とは、相手の自由な応答を促し、話し始めるきっかけを作る質問形式です。これは、相手の状況に応じて使い分けることで、本人との会話を促すことができます。

ある就活中の女性とその母親の映像の中で、思うように進まない就活で、つらい思いをしている娘に、落ち込んでいる娘の背中を、何も話さずそっと押して励ます母親の姿に非言語的コミュニケーションが読み取れることを先生は指摘しました。

最後に、参加者の悩みについて、他の参加者が質問していき、当人の気づきを促すワークをしました。

最後に先生が行動と結果について整理し、どう考えるとよいかアドバイスされました。参加者の方からは「子どもや家族との会話で活かしたい」との感想がありました。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2017年3月7日)のものです。予めご了承ください。