2016年11月 保護者セミナー報告

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日時
平成28年11月19日(土)
演題
父親が変れば、子も変わる
講師
心の健康相談室 こだちのもり心理カウンセラー 熊谷香菜江氏
報告内容

今回、先生の相談室を利用されている方で、現在、就労中の20代のお子さんを持つ父親がご自身の体験を話してくださいました。

父親自身は祖父の勧めにより大学に進学し就職した経験から、息子にも同じ期待を持ち、大学へ進学できるよう家庭内での学習にも関わってこられました。ただ、本人は幼少期から集団行動になじめず、問題行動が見られており、高校は発達障がいの診断はあったものの、父親の熱心な指導もあり、進学校に入ることができ、地元の大学に進学するまでになりました。

しかし、就職後、障がい特性から職場でのトラブルや、その他の要因もあり、退職することになりました。その後、本人は、進学校でなく実業系の高校が良かったのではと両親を責め、就職活動中は、採用試験の結果に、一家で喧嘩が絶えませんでした。

母親が熊谷先生を訪ね、その後、父親も先生の相談室を利用するようになり、そこでの様々な人との出逢いで、父親自身の思い込みや考えに変化がでてきました。

自分と本人は違うこと、本人の特性や治療を理解しようと、父は本人の発作と服薬のタイミングを日記に付け統計的にその効果を検証したことで、治療に対し信頼し、発達障がいでも可能性を信じるようになりました。また、父が本人に食事を作ったり、本人を褒めることを心がけたことで、親子関係が改善してきました。

父の実感としては、母だけでは状況の改善は難しかったのではないかと言います。先生も男の子には父の関わりが大切であると念を押されました。参加者の皆さんは、自分の子どものケースについて質問され、熊谷先生はそれぞれにアドバイスされていました。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2016年12月27日)のものです。予めご了承ください。