2016年10月 保護者セミナー報告

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日時
平成28年10月22日(土)
演題
幸せになるために―――ポジティブ心理学からの提案
講師
金沢工業大学 心理科学研究所所長 塩谷亨氏
報告内容

若者の特徴として、昔はひきこもりの原因が不登校からだったが、今は就職後、失敗して働けない状態からおこる傾向が多く、人は、悪いところやダメなところに目が行きがちで、そのため落ち込み鬱になることがあります。「人はネガティブになる必要のないところで、ネガティブになっているのではないか。もっと、ポジティブな感情を増やすトレーニングが必要ではないか」と先生は話されました。

ポジティブな感情は、何かに没頭する、何かを達成する、援助するひと・受けるひととの関係、生きている意味や大きな存在との関係を意識するときに生じます。人の性質の強みに、愛・人間性、正義、節度、知恵、勇気、超越性があり、自分にはどんな強みがあるか考えてみました。

参加者の皆さんにペアになってもらい、昔、充実していた頃の話の中に、どれだけ自分の強みとなる要素があるかを確認してもらいました。

その充実していた時は、その人の「強み」が生かされて生き生きとしていた時です。うまくいかない時はその「強み」が空回りしている時と思われます。「ネガティブ感情の存在を否定せず、ネガティブ感情が1とするとポジティブ感情が3以上の比率が望ましく、そのバランスを取ることが大切である」と先生は話されました。

参加された方からは、子どもに何かあったら、私(親)の責任と感じてしまう。だから辛いのであり、世間体がわるいという観念で自分を罰することで、自分を歪めてしまうのではないか。その時こそ、ポジティブな感情でバランスをとることを先生はアドバイスされました。

参加者のなかには、ネガティブなことばかり日記に書いてしまうという方がいる一方で、良いことを日記につけているという方もいて、小さなことから喜びを見出したり、感謝すると語られました。そういった皆さんの意見が出てくる中で、会場がポジティブな雰囲気に包まれていきました。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2016年12月6日)のものです。予めご了承ください。