2016年9月 保護者セミナー報告

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日時
平成28年9月17日(土)
演題
トラブルには、意味がある―――「困った、厄介だ」から、「解った、新展開だ」へ
講師
前敦賀短期大学教授 龍谿乘峰氏
報告内容

先生は、これまで対応した2つのケースを紹介されました。

1つ目は、「人の中に出ていくことが怖い」という相談者が、その気持ちを理解してくれる人や怖くない場所など、自分の考えを挙げてもらうと、実際は孤立していないことや、行動に移せている自分に気づきました。それで、「人の中に出ていくことが怖い」と感じることは病気ではなく、通常でもみられる特性や個性であるとアドバイスすることで、これまで「おかしい」と思っていたことが、自分を尊重するものへと変わっていきました。

2つ目は、「予知したことが現実に起きてしまうという体験に悩む」相談者の例です。これまで自分が予知したことを未然に防げなかったために、自分を責めていましたが、そのことを告白できたことで、自分には悪いことが起きていないことや、「近未来」のことでも救えないものだとアドバイスすると、これまで抱いていた自責の念から開放されました。そして、予知というものは、一般的に大半の人も体験するものだと話すと、自分だけの悩みと思っていた孤立感からも解放されました。

まとめ

この2つの例から、まとめとして青年期の社会性を獲得する過程では、“ゆらぎ”と“偏り”が見られ、それは非社会性や反社会性といった行動となって現れることがあることを言われました。

参加者の質問に対して、先生は相談を受ける上で、“変化”を聴くということに気を配っているとのことでした。ひとつの面を見て判断するのではなく、変化に気づくと明るくなったり、積極性が出てくるようになって、全体的な改善に結びついたそうです。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2016年11月2日)のものです。予めご了承ください。