2016年8月 保護者セミナー報告

日時
平成28年8月20日(土)
演題
今、学生相談室からみえる―――不適応の背景について
講師
福井大学学生総合相談室 コーディネーター 安岡惠子氏
報告内容

安岡先生は、ご自分の経験を踏まえ、1.「不適応の背景」(1.世代・文化的視点から見た、ここ最近の若者事情 2.発達障害を含めた視点から見た、その特性について 3.子育てという視点で、これまでを振り返って) 2.「家族って? 誰のための人生なのだろう」の2つのテーマについて話されました。

講義では、不適応の背景について話されて、今の若者は、自己を客観視する力や他人に相談する力が欠如していることに特徴があると指摘されました。

大学では、相談室の利用者のニーズが年々上がり、学内の研修会や入学式後の保護者向け講演会の効果もあり、学生本人のほか、教職員や保護者の方の相談も多くなっています。

大学生にあたる年齢は、「心にかける」青年期であり、望ましい保護者の姿勢として、過干渉や放任過ぎにならず学生生活を共通の話題として、親子が話し合えること、子どもとしてではなく大人として本人の意思を尊重することであると話されました。

講義の後半は、参加者の皆さんとの意見交換の場を設けました。保護者の疑問や質問に対し、先生は本人の家庭での役割、家族でかかえこまないことをアドバイスしました。

また、本人が動けない間、保護者の心構えとして、保護者は本人の心配ばかりせず、まず保護者自身が生活を楽しむことで、本人の問題から一歩距離をおくことも大切であるとお話をされました。

若者の自立を巡って、親子関係について考えさせられるセミナーでした。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2016年10月6日)のものです。予めご了承ください。