2015年12月 保護者セミナー報告

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日時
平成27年12月19日(土)
演題
問題解決のためにポジティブな気分を生み出すワーク
講師
金沢工業大学教授 塩谷亨氏
報告内容

人の心には、ネガティブな感情(不安・怒り等)とポジティブな感情(幸福感・喜び・希望・感動等)があり、前者の不安や怒りには瞬間的な注意を高め、危機を回避する一方で、視野を狭く、思考の悪循環を生む原因となります。また、後者の幸福感や喜びなどは、視野を広げ、思考と行動の幅を広げるため、将来を見通した判断や努力を促します。

今の若者は、ネガティブ経験とポジティブ経験のバランスが悪く、うつが多いと言われます。「本来、必要以上に不安を感じることで、人は悪いところばかり目が行きやすくなるので、その悪循環を断ち切るためにも自分の強みを見出して、思考の好循環を促していく方が良いのではないか」と提案されました。

実際にネガティブとポジティブ経験を体験するために、参加者で筋弛緩法による体の緊張とリラックスの変化を体感し、コミュニケーションワークを通じて、相手の好ましい感情を味わうワークをしました。

参加した皆さんからの質問に対して、先生は、「『恐怖』は逃げると大きくなるもので、慣れることによって、耐性がついていくことと安心できる環境が大切である」とおっしゃいました。

家族も本人も、お互いが困っていると感じていることは我慢せず、「困っている」と言えることが大事なのです。コミュニケーション能力は経験することで身につくのであると念を押されました。参加者の方々は様々なワークを体験し、自身がポジティブな経験をすることの効果を実感したようでした。

この記事の組織名や役職などの情報は、公開当時(2016年1月31日)のものです。予めご了承ください。